大学生活のうちに「インターンに挑戦したい」と思う人は多いですが、実際に探し始めると種類が多すぎて「何を選択すべき?」「どうやってインターンを選べばいいの?」と迷ってしまうのではないでしょうか。
なんとなくでインターンを選んでしまうと「思っていた内容と違った」「ただの雑務で終わってしまった」など、後悔してしまうケースも少なくありません。
そこで本記事では、体験談を交えながら大学生が失敗しないためのインターン選び方のポイントをわかりやすく解説します。就活に直結する経験を積むために、ぜひ参考にしてください!
そもそも、なんのためにインターンに参加するの?
ンターンは「とりあえず参加しておけば就活に役立つらしい」という漠然としたイメージで選んでしまう人も多いです。
でも、本当のメリットを理解しておくと、参加中の姿勢や学びの深さが大きく変わります。
ここでは、インターンに参加する主な目的を整理しながら、「なぜインターンに参加する必要があるのか」を見ていきましょう。
企業の雰囲気を把握できる
インターンでは、ホームページや説明会では分からない社風を体感できます。オフィスの雰囲気や社員の人柄を知ることで、「この会社に合うかどうか」を判断しやすくなり、インターン選びに迷っている人の決め方のヒントにもなります。
本選考を有利に進められる
多くの企業はインターン参加者を特別ルートに案内するなど、就活を有利に進められる仕組みを用意しています。
早期に就活を終えたいと思う人や、企業への志望度が高く、特別ルートを狙っている場合は参加してみましょう。
グループワークに慣れることができる
就活本番で避けられないグループディスカッション。インターンはその練習の場として最適です。発言のやり方やチームでの立ち回りを経験できるため、インターンに参加すをおすすめする理由のひとつとなります。
自分の適性を確かめられる
「やってみたら楽しかった」「思っていたより合わなかった」など、実際に参加して分かる気づきも多いです。業界が決まらない人にとっては、インターンの選び方を考える前に“まず体験してみる”ことが、自分に合った道を見つける一歩になります。
「どうやって探すか迷う」「どの企業に行けばいいか決まらない」という人は、まずはインターンに応募する、という手もあります。
インターンはどこに行けばいい? 失敗しないインターンの探し方
「インターンに参加する意味はわかった。でもどうやって探すのが正解なの?」という悩みがでてきたのではないでしょうか?
探し方のコツを知っておくと、自分に合ったインターンの選び方・決め方が見えてきます。
気になるインターンが決まっていない人でも、切り口を変えることで参加しやすいプログラムを見つけやすくなります。ここでは、おすすめなインターンの探し方を整理しました。
気になる職種で選ぶ
「営業」「企画」「エンジニア」「マーケティング」など、職種からインターンを探す方法です。
やりたい仕事が明確な人におすすめです。行きたい企業や業界がわからない人でも、実際に職種を体験することで、自分に適性があるかどうか確認できます。
気になる業界・企業で選ぶ
「金融」「コンサル」「IT」など、興味のある業界や憧れの企業から探す方法です。
業界研究の一環にもなり、就活の志望動機を考える材料になります。まだ職種が決まっていない人でも、「この業界の雰囲気を知りたい」という目的で選ぶのもアリです。
また、既に気になる企業が決まっている場合は、その企業のインターンを受けてみるのもよいでしょう。
ただ、前述の通り、あまりに無計画に受けるとその後の選考に影響が出る可能性もあるため注意しましょう!
実施期間で選ぶ
インターンには1日〜数日の短期型と、数か月続く長期型があります。
自分のスケジュールや、目的に応じて参加するインターンを選びましょう。
ちなみに、本記事で紹介しているのは、就活向けの1dayまたは短期インターンです。
- 1dayインターン:就活の練習や業界研究向け
- 短期インターン:早期選考向け(3day~1週間程度)
- 長期インターン:スキル習得や実務経験向け(数ヶ月以上)
プログラム内容で選ぶ
グループワーク型、ケーススタディ型、実務参加型など、プログラムのやり方や内容も大切な判断基準です。
「就活の練習がしたい」「スキルを伸ばしたい」など目的によって合う内容は違うため、事前に募集要項をよくチェックしましょう。
インターンのNGな探し方
実は、インターンの探し方や選び方を間違えると、せっかくの経験がムダになってしまうこともあります。
続いては、大学生がやりがちなNGなインターンの選び方・決め方を紹介します。
いきなり検索する
最初から検索エンジンや求人サイトで「インターン」と入力して、サイトの一覧から興味がありそうなものを探すのは非効率です。
情報が多すぎて、どこに行けばいいのか分からなくなり、結局決まらない…で終わるケースも。
人は、情報量が多すぎると正しい選択をできなくなりますし、次の行動に有意義に繋がらない結果になってしまう可能性もあります。
まずは「職種」「業界」「目的」など、自分の軸を持ってから探すことが大切です。
興味・目的がないのに応募する
「友達が行くから」「有名企業だから」といった理由だけで選ぶのはNG。
興味や目的がないまま参加すると、プログラムに身が入らず、学びも浅くなり、時間のムダになりかねません。
その企業に興味がなくても「業界を知りたい」とか、「職種を知りたい」など何かしら目的を持って参加するようにしましょう。
条件を絞りすぎる
目的を持って参加することをお勧めしますが、とはいえ「この1社しか見ない」「この業界だけ」と選択肢を狭めすぎると、成長のチャンスを逃すことになります。
特にサマーインターンの時期などは、自分のやりたいことも決まっていないことも多いでしょう。
広く見てみるという視点も持っておくと、今後の就活をうまく進めることができます。
(というのも、第一希望の一社に必ず受かれるという保証はなく、むしろ大抵の場合、第一希望に採用されることの方が難しいからです)
最初から決めつけずに、複数の企業や業界を比較することがおすすめです。
情報源を一つに絞る
大学のキャリアセンターや友人の紹介だけで探すのも危険です。求人サイトやSNS、OB訪問など、複数のルートを活用したほうが、自分に合ったインターンを見つけやすくなります。
情報の発信元ごとに掲載・紹介される情報が異なるため、複数からの情報を参考にするようにしましょう。
有名企業というだけで選ぶ
「とりあえず名前の知れた有名企業だから安心」と思って参加するのは危険です。
確かに大手企業のインターンは人気がありますが、必ずしも自分に合った経験ができるとは限りません。短期型で就活イベント的な要素が強く、実務に触れられないケースも多いのが実情です。
ブランドだけで選んでしまうと、「思っていた内容と違った」「自分の成長につながらなかった」という後悔につながることがあります。やはり、目的を持って参加しましょう。
期間や条件を確認せずに応募する
インターンの実施期間や勤務条件をよく確認せずに応募してしまうのもNGです。
たとえば、部活・サークル活動やアルバイトと両立できず途中で辞めてしまうケースや、インターン同士が被ってしまうケース・交通費・報酬が出ないことを知らずに負担が大きくなるケースもあります。
「どのくらいの期間・頻度で参加できるのか」「報酬や交通費はどうなるのか」を事前にチェックし、自分の生活スタイルに無理がないかを確認することが大切です。
選考に影響のあるインターンの場合、途中でやめてしまうとその後の選考に悪影響が出るので要注意!
よくあるQA
ここまで読み進めた方は、だいぶインターンに関する理解が深まってるでしょう。
続いては、よくあるQAをご紹介します!
Q1. インターンの選び方が分からないとき、最初の一手は何したらいい?
A. まずは「目的」を決めましょう。業界理解をしたいのか、実務経験を積みたいのかによって選ぶインターンは変わります。
自分の就活の進んでいる段階に合わせて目的は決まってきます。
軸を決めることで、「どこに行けばいいか分からない」という迷いを減らせます。
それぞれの状態ごとにおすすめの一手をご紹介します!
自分がやりたいことがあまりわからない⇨興味ありそうな企業・職種から考えてみる
なんとなく業界は決まっているけど企業は決まっていない⇨業界内の企業の雰囲気を知るため、業界内の興味ありそうな企業で考えてみる
行きたい企業も決まっている⇨その企業のインターンの選考要素を確認し、対策して参加してみる
Q2. 業界が決まらないけど、インターンには参加すべき?
A. はい、むしろ参加した方が良いです。業界が決まらない人こそ、短期インターンにいくつか参加して比較するのがおすすめ。実際に体験することで「自分に合う業界」が見えてきます。
Q3. インターンはどこで探すのが一番いい?
A. 大学のキャリアセンター、求人サイト、SNS、OB・OG訪問など複数の手段を組み合わせましょう。
一つの情報源だけに頼ると情報が偏るため、色んな情報源をチェックするのが失敗しない探し方です。
STURENTを使用する優秀層の学生さんに人気な就活サービスをご紹介します↓
(東大早慶などの学生さんに人気なやつです)
外資就活ドットコム
https://gaishishukatsu.com/
ワンキャリア
https://www.onecareer.jp/events/internship
Q4. 経験のため、あまり興味がないインターンに参加しても意味ある?
A. 意味ゼロではありませんが、やはり興味があるテーマの方が学びが深まります。
「興味ないけど経験になるかも」と割り切るより、モチベーションが上がるインターンを選んだ方が結果的に得られるものが大きいです。
就活時はどうしても「何かしたほうがいいかも」と焦って興味のないインターンに参加しがちですが、目的を持たず、「とりあえずインターンに参加したという実績」を得るための参加は、時間がもったいないです。
Q5. インターンは何社くらい参加するのがいい?
A. 3〜5社程度がおすすめです。数が少なすぎると比較ができず、逆に多すぎると忙しくなりますし、中途半端な経験になってしまいます。
Q6. インターンのやり方が分からないけど大丈夫?
A. 心配はいりません。インターンは「学生が会社・業務を知るための機会」としても設計されているので、やり方を知らなくても参加できます。
多くのプログラムでは、最初にオリエンテーションや社員からの説明があり、基礎から学べる仕組みになっています。
「何をすればいいか分からない」と不安な人ほど、インターンを通して社会人の仕事の進め方や報告・連絡・相談のやり方を学べるので、安心して挑戦してみましょう。
Q7. インターンがなかなか決まらないときはどうする?
A. 応募しても落ち続ける、希望に合う募集が見つからないなどで悩む学生は多いです。そんなときは、探し方や条件を少し広げてみましょう。
- 大手だけでなく中小企業やスタートアップも視野に入れる
- 職種や業界を広めに設定する
また、キャリアセンターやOB訪問を利用すると、ネットに出ていない募集情報を知れることもあります。「決まらない=自分がダメ」ではなく、「探し方や条件を工夫すればチャンスが広がる」と考えて行動するのがおすすめです。
まとめ
インターンは大学生活の中で将来を考える大切な機会です。
ただ「なんとなく」で選んでしまうと、思っていた経験が得られず時間をムダにしてしまうこともあります。
本記事で紹介したように、
- 企業の雰囲気を知る
- 本選考を有利にする
- グループワークに慣れる
- 自分の適性を確かめる
といった目的を意識しながら、正しいインターンの選び方・決め方を押さえることが大切です。
また、職種・業界・実施期間・プログラム内容といった切り口で探せば、自分に合うインターンを見つけやすくなります。逆に「いきなり検索する」「興味がないのに参加する」「選択肢を絞りすぎる」といったNGな探し方は避けましょう。
「業界が決まらない」「どこに行けばいいか分からない」と迷っている人も、まずは一歩踏み出してみることが大切です。小さな挑戦の積み重ねが、将来のキャリアにつながるはずです。
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